« クリスマスリース | メイン | アクセサリー »

2006年12 月17日 (日)

コメント

dah-chan

宿の雪駄をつっかけ、仁泉亭の玄関から楽水楽山の窓辺を通り過ぎるとすぐに石段街にでました。おかめ行列は目の前を通り過ぎる寸前でした。黒装束に黒頭巾、黒地の法被、白い面。4、50人もいるでしょうか。松明、杓丈、横笛、雪帽子、雪わらじ。二人の姫装束。とても近年に始まった行列とは思えませんでした。「伊香保へきてちょうだい」の控えめな歌声をずっと頂上の神社まで、歌うというより唱和しながらゆっくりゆっくり上っていく風情は、あたかも「風の盆」を彷彿とさせる情景でした。大晦日の石段の脇に灯る燭光に、黒い一団が見事に溶け込んでいました。最も目立つドレスは「黒」と有名な画家が言っていたとか。けだし名言と思いました。群馬テレビのカメラマンの横にぴったりと張り付いて、何枚も何枚もシャッターを切りました。雪駄から寒さがあがってきたので、宿のバーに戻りバーボンを飲んでいると何事もなく春になりました。

この記事へのコメントは終了しました。

他のサービス

2012年5 月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
Powered by Typepad